Taylor Custom GS Grand Symphony Cutaway 2013年製 redwoodトップ、Tasmanian Tiger Martl Woodサイドバック。NAMM2013のためのショーモデルで、一本物のフルオーダのカスタム品です。詳しい楽器店からの説明ですと当時の新品価格７０万円くらいの特別なカスタムオーダー品になるようです。殆ど使用感を感じさせない極上ミントコンディションです。ESピックアップも付いています。 1974年の創業とアコースティックブランドとしては新参ながら、革新的な工法かつ伝統的なサウンドで現在では名実共にトップブランドへと成長を遂げたTaylor Guitar。特に本国アメリカでの評価は高く、Martin、Gibsonと並んだアコースティクの3大ブランドとなっております。 テイラーオリジナルデザインのGSシリーズをベースに、特注カスタムオーダーにて製作された唯一無二の特別スペックとなる一本です。Taylorが一段と良くなったと評価されている現在のビルダーに変わった一年目の作品になります。 まずそのスペックとしては、ボディスタイルはグランドオーディトリアムよりもウエスト部分が高い位置にあり幅を広げたタイラーオリジナルのデザインとなるグランドシンフォニースタイルにベネチアンカッタウェイ。ボディトップには柾目の美しい杢目と深いカラーが特徴的なレッドウッドを採用。サイドとバックは希少材なTasmanian Tiger Martl Woodです。ここまでの希少なトラ目が入った材は、今となりますと希少以上です。maton、Breedloveの有名メーカーも使用していますが、こちらのようなトラ目の入った材は、使われていません。この希少材でフルオーダーしますと、現在ですと８0〜90万円くらいになると思います。ただこれだけの希少材スペックになりますと、現在ではフルオーダーでも作れないと思います。 気になるサウンドですが、とても一本の楽器から放たれるサウンドとは思えない立体的なオーケストラを彷彿させる唯一無二のサウンドが放たれます。このスタイルならではの非常に大きな音量に加えて、深く甘くありながら野太い芯を持った中低域と、ハリと煌びやかさをもつ粒立ちの良いクリスタルトーンの高音によるアンサンブルが信じられない程にマッチします。単音ではどの弦を爪弾いても弾いた瞬間にそれぞれの個性を主張しながらも、コードストローク時にはバッチリと足並みを揃える素晴らしいバランスをとります。また優しくフィンガーで弾いた際は、ドライで甘い余韻を併せ持ったサウンドも持っています。非常にオールマイティーに使えて万能だと思います。 新品時よりコレクション重視にて殆ど弾かずに大切に保管されてきた為、新品時と殆ど変らない極上のミントコンディションをキープ。ダメージと呼ぶようなものは一切無く、神経質に言えば光にかざさないとわからないサウンドホール下の僅かな弾き後ぐらいはあります。未使用に近く新品状態に近いと思います。ネックコンディションも非常に良好でトラスの余裕も左右ともにシッカリと残っており、フレットに至っては大きな凹みも無く99%残っております。付属品等についてもスペックシート（オーダーシート）を含む新品購入時の一式が揃っており（画像参照）、ケースも状態の良いオリジナルハードケースが付属致します。お気軽にご相談ください。